私が本を読みたくなるきっかけは、雑誌や新聞で見て興味を持つ事がほとんどで、有名無名は気にせず手にとっています。
そんな風に本との出会いを待ってると、偶然任せなのでこちらから作品探しをしてしまう時もあり、今回は何度か本屋に通ってみたのですが、無料の太宰治作品をスマホで読もうと、こちらの斜陽を読みました。
主な登場人物の、かず子、お母さま、弟の直治、上原の描写を作品が作られた時代をイメージしながら読んでみると、お母さまの美しさ、かず子の無力感、直治の絶望や苦悩、上原の破壊的な行動。
自分に引き寄せるながら読み進めると、作中に呑み込まれるようなを体験をしました。
当時のベストセラー作品である太宰治の作品の殆どが、今ではスマホアプリの無料電子書籍で読むことができるので、また他の作品も読んで見たいと思いました。
今回読み終えて、始まりから終わりまで楽しかったとは思ってはいなくて、私の知らない私を体験できる感じがしました。