渋谷で働くようになって随分前から月に一回くらい昼食に食べに行くPARCO近くのラーメン屋さんがあって。
今回はその話しで。
つい先日も、お客様を担当したあと2時間程空き時間があったので「昼食はラーメンにしよう」と麺屋ぬかじに向かった。
こちらのラーメン屋さん、昼前から行列ができる人気店で種類は普通のラーメン、つけ麺や二郎系、季節限定など種類はいくつかあるものの、私はあまり冒険せずで普通のラーメンか、つけ麺を食べるようにしている。
場所はサロンから歩いて8分くらい。
まず店に入ったら券売機で食券を買って、並んでいなければ空いている席に座る。
そして食券を店員さんに渡して提供されるまでセルフ式の水でも飲みながら待つ。と言うのがノーマルで。
でも知っている人は「生卵とライスください」と言うと、無料サービスでラーメンと一緒に勝手に名付けた「腹パンコース」も出来たりする。
でも「無料」なだけに、食べ残したりするととてつもない罪悪感があって。
以前、腹パンコースを試したら全く箸が動かず「ぐぅぬぅ、、」と苦しみながら完食した経験があって、私はよほどの空腹時でない限り注文しないようにしてる。
すると、ひと席離れた場所で小柄な女性が、つけ麺に生卵とライスの腹パンコースを前に一人苦戦しているのが見えた。(サイズ的には橋本環奈さんくらい)
どうやら腹の収まりが悪そうで、全く手が動いていない。
私はその様子から直ぐ、恐らく間違いないあの「腹パンコースの苦しみ」を感じとっていて。
ただ、私は経験済みなので、ゆっくり息をしつつ性格良く「愚かな奴め」と心の中でつぶやいてしまう。
最終的に、後から入った私が出る直前で「ご、ご馳走様です、、。」と、全部腹に収めたみたいで。
ラーメン屋を後にしながら、最近の私は「全く知らない他人様に対して、どんどん性格が良くなっていくなぁ」と、嫌がるでもなく受け入れるでもない中途半端な気持ちになっていた。
きっとあの橋本環奈さんは、腹パン過ぎて午後からしばらく使い物にはならんですね。