2022-05-15

雑誌に載っていた和食屋

代々木公園駅から2.3分の場所にある和食屋に行ってきた。この店を知ったのは雑誌OZマガジンにあったから。

昼前に店に着いて順番をノートで確認すると自分の前に3組あった。

並んで待つか空いたら電話をしてもらうか選択できたが、店の外に待合椅子があったので座って待つ事にした。しばらくすると店員さんが「かなりお時間をいただくと思うのですが」と、少し申し訳なさそうに話しかけてきた。

特に急いでいる訳でもないし、待っても良い気分だったので「大体30分位ですかね?」と聞いてみた。

返事は「はぁ、なんともお応えできません」と、予想時間では返してくれなかった。私は「とりあえずここで待ちます」と伝えた。

店は雑誌の効果なのか、それとも以前からの人気店なのか。人通りがある立地では無いにも関わらず、逆にそれが「イケてる和食屋」を演出しているかのように感じてしまう。

そしてテナントビル自体も決して飲食店向きに作られた訳でもなさそうだったから「最近はこんな場所でも上手くできるんだなぁ」とか考えていた。

スマホで新聞を読みながら待つ事45分「お待たせしました」と順番待ちから解放されたと思うと、すぐにメニューを決めるように促され「休日ランチはドリンク1杯が必須になります」と予想外の展開が待っていた。

雑誌に載っている和食屋で、雑誌のメニューを注文するまでは予定通りだった。ただ「ドリンク一杯必須」が予想外すぎて、1番安価なルイボスティーを探して頼む展開に驚きを隠せなかった。

ただオシャレランチを「雑誌を手にした時の気分で食べたかった」のに。

そして結構待った。

その割に新聞をじっくり読んで考えたりして、有意義でもあった。

そんな事より「なるべく安いドリンクを探さなければ」と頭が切り替わっていた。

普段なら絶対に頼まない、苦しまぎれに注文したルイボスティーに印象が注がれて「これが500円かぁ」とぼんやりしてしまいオシャレランチはどっかに飛んで行ってしまった。